2026.03.09
今回ご紹介するのは、現在小学6年生のMくんです。
Mくんは4年生の頃から、AliveGYM next(アライブジムネクスト)の放課後等デイサービスに通い始めました。
利用を始めた頃のMくんは、スタッフが話しかけても反応がほとんどなく、言葉を発することも少ない様子でした。
どこかに「どうすればいいのか分からない」というような、静かな不安を感じる姿もありました。
また当時のMくんは、学校に行くことが難しい時期もありました。
さまざまな不安を抱えながら過ごす中で、安心して過ごせる場所の一つとしてAliveGYM nextに通い始めてくれました。
利用が始まってからも、指導員の問いかけに答えることが難しく、顔をうずめてしまうことが多く見られました。
そんなMくんと関わる中で、好きなゲームの話をすると、徐々に顔を上げてくれるようになりました。
そこから少しずつ、心を開いてくれているように感じました。
運動に対して気持ちが向かないときには、無理に活動へ誘うのではなく、Mくんのペースを大切にしながら関わるようにしました。
そうすることで、少しずつ笑顔が見られ、活動に参加する姿も増えていきました。
そして、今年の夏頃に導入した「振り返りシート」が、Mくんにとって大きなきっかけとなりました。
その日の活動を自分で振り返る時間を設けたことで、Mくんの中に小さな変化が生まれました。
自分の思っていることを伝えることができたり、決められた運動を最後までやり遂げることができたり。
振り返りシートを通して、自分の気持ちや達成感を言葉にすることができるようになりました。
最初は無表情で言葉も少なかったMくんでしたが、
「今日はこれもできたな。」
「この運動もやってみたいかも。」
そんな言葉を自分から話してくれるようになりました。
「できたことを振り返る」という経験は、成功体験を積み重ねることでもあります。
その積み重ねが、少しずつ自己肯定感へとつながっていることを、Mくんが教えてくれました。
コミュニケーションが苦手でも、小さな積み重ねの中で確実に育つ力があります。
AliveGYM next(アライブジムネクスト)では、放課後等デイサービスの活動を通して、運動だけでなく人との関わり方についても支援を行っています。
一人ひとりに合わせた個別支援計画を作成し、その子に合った方法で支援を行っています。
できなかったことができるようになる瞬間は、決して一気に訪れるものではありません。
小さな一歩を積み重ねた先に、その変化があります。
「今日は事業所に来ることができた」
「少し笑顔が見られた」
「一言話してくれた」
そんな一つひとつの「できた」が、確実にMくんの自信につながっていると感じています。
学校に行くことだけが成長ではありません。
その子のペースで一歩ずつ進む姿こそ、本当の成長の形だと思います。
Mくんが見せてくれた小さな変化は、私たち支援者にとっても大きな喜びであり、希望そのものです。
これからも、Mくんの「できた!」を一緒に見つけながら、
Mくんが自分を信じて前に進んでいけるよう、そっと寄り添いながら支援していきたいと思います。
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